ゆうかCoffeeBlog

店舗でのコロナ対策

緊急事態宣言が出て緊迫感が増していますが、当店でも様々な対応をしています。
まず三密を避けるため、できるだけ入り口を開放しています。
気候がいい時期なのは幸いです。
また狭い店舗ですので、1組ずつの入店にご協力をお願いしています。
ご入店時にはアルコール消毒のご協力もお願いしています。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。

またお会計スペースと商品棚にビニールシートを設置いたしました。
そして試飲は控えさせていただいております。

私自身もマスクをし、手洗い、アルコール消毒をまめにするように気をつけています。
体温も1日3回は計測して、体調管理に気をつけています。

お客様との会話で「家にいる時間が長くコーヒーがないと困る」とか「コーヒーが毎日のやすらぎ」などありがたいお言葉をいただきます。
このような事態になってあらためてコーヒーの持つ凄さだったり、コーヒーの役割を実感しています。

今後も安心してコーヒーをお届けできるようにできることを一つ一つ実行していきます。

 

今月のコーヒー 2020年4月

お客様との会話の中でコーヒーの心配をよく聞かれますが、今のところ問題ありません。
2月に南半球のコーヒーが入ってきていて、すでに倉庫に保管されています。
北半球のコーヒーは例年ですと夏~秋に入ってきますが、こちらも収穫は終わっています。
今後の状況により、遅れることはあるかと思いますが、今のところ大丈夫です。

これからもおうちでリラックスしていただけるようになるべくご不便かけず、普段通りを心がけていきます。


エチオピア・ゲシャビレッジ ゴリゲイシャ
ゲイシャという品種のコーヒーは当店でも毎年ご紹介しているパナマ・エスメラルダ農園がベストオブパナマという品評会に出品して広まりましたが、ゲイシャの起源はエチオピアのゲシャ村(ゲイシャ村)といわれていました。
エチオピア南西部にあるこの地を特定し開拓した農園がゲシャビレッジです。
アメリカ人のアダムレイチェル夫妻が道路などのインフラ整備など様々な困難を乗り越え、現在に至ります。
農園近くのゴリゲイシャの森(猛獣も出るジャングルだそうです)に自生していた様々なコーヒーを持ち帰り、風味の優れたものを特定し、パナマゲイシャとともに遺伝子解析をおこない、パナマゲイシャに近い3種のコーヒーの栽培を進めました。
そのうちの一つが今回ご紹介するゴリゲイシャです。森の名前をそのまま付けたこのコーヒーは長い年月で自然交配された、この森の風味を代表するコーヒーです。
印象としてはパナマゲイシャほどの派手さはないものの、香りから味わいまでものすごく上品でエレガントです。
香りをかいだ時に白い花を連想しました。ジャスミンのような…。
当店にあるコーヒーの木も白い花が咲きましたがその香りにも似ていました。
味わいもまろやかな口あたりから白桃のような風味、アカシアのはちみつのようなフローラル感に包まれた上品な甘さ、冷めてくるとアプリコット、ジンジャーのアクセントも顔を出し、余韻を長く楽しめます。
パナマゲイシャとはまた違った魅力をゆっくりとお楽しみください。


プレミアムブレンド・花の香(かのか)
年末に出したパナマゲイシャを使ったブレンドがとても好評だったので、今回はゲシャビレッジを使ったブレンドです。
今回もゲイシャ種のフローラル感を活かすようにブレンドしました。
使った豆はパナマ・レリダ、グァテマラ・リベルタッドレゼルバ、ゲシャビレッジ、エチオピア・イルガチェフです。
春らしいフローラルで華やかな感じときれいでこの上なくまろやかな質感、飲んだ瞬間からやわらかで上品な甘みがふんだんに感じられて至福のひと時です。
冷めてくるとブレンド特有の複雑さが増し、白ワインの感じから柑橘系のアクセントも感じ、長い時間楽しめます。
花の香と書いて「かのか」と読みます。
ブレンドの名前に悩み、久しぶりに妻に相談したらすぐに名付けてくれました。
素直にいい名前だと思いましたし、男には考えもつかない名前だなと思いました(笑)
8年目になった今だからできる、ゆうかcoffee進化系ブレンドをどうぞよろしくお願いいたします。

 
ブラジル・ヴェルデ
ブラジルコーヒーは酸味が少なく、香ばしい風味でどなたにでも親しまれる味わいです。
当店定番のトラディソンはコクと甘さのバランスがよく、ブラジルらしい味わいで人気ですが、それに比べてこのヴェルデは穏やかでやさしく、すっきりとした飲み心地です。
ヴェルデはポルトガル語で緑を意味しますが、まさにグリーンアップルやグリーンティなど爽やかな印象も感じます。
もちろんブラジルらしい香ばしい甘さや酸味の少なさもありますので、どなたにでも安心にておすすめできる味わいです。


深煎りコロンビア
深煎りコロンビアの豆が新豆(ニュークロップ)に変わりました。
今回はより標高の高いナリーニョ地区の豆を使っています。
今までのウィラ地区と比べて少しキリリとした後口になりました。
当店で一番深く焙煎していますが、その深さにも耐えられるがっちりとしたハードな豆です。
深煎りでもクリーンさが際立ち、よくあるような重い味わいは感じず、程よい苦みと深いコク、キリリとした後口が相まって満足感のある飲みごたえです。

今月のコーヒー 2020年3月

せっかく春らしくなってきたのに今年はコロナウイルスで大変なことになっていますね。
私もいつも以上にうがい、手洗い、アルコール消毒をするように気をつけていますが、不安を抱えながら生活するのは本当に疲れます。
せめて家ではコーヒーでリラックスしていただけたらと思い、春らしい気分が華やぐコーヒーを集めました。


パナマ・レリダ
毎年、春にご紹介しているパナマのコーヒー。今年もレリダ農園が入荷しました。
お店をオープンさせる時に、コーヒーもフルーツのように季節を感じてもらえたらと思っていました。
その中でパナマは真っ先に春を連想していました。
パナマのコーヒーは年末にご紹介したエスメラルダ・ゲイシャを頂点にきれいさが際立ったコーヒーが多いです。
優しさ溢れる質感とジャスミンのようなフローラルな香り、口にするとパッと明るく輝くような甘さが口いっぱいに広がって自然と笑顔になってしまいます。
その明るい味わいは決して派手ではなく爽やかで華やか、品があってとても心地いいです。
冷めてくるとオレンジやフランボワーズのような風味も感じられて気分も和らぎます。
当店の春を彩る代表格のパナマ・レリダをどうぞお楽しみください。

 

グァテマラ・リベルタッド レゼルバ
8つあるグァテマラの産地のうち、メキシコ国境沿いにあるウエウエテナンゴはアンティグアと並びグァテマラを代表する一大産地です。
そのなかでもリベルタッド地区には当店でもおなじみのエルインヘルト農園を筆頭に素晴らしい農園がひしめき合っています。
その一つのラボルサ農園で最高の風味を持つものを集めたものがリベルタッドレゼルバになります。
粉に挽いた瞬間から華やかでフローラルな香りが素晴らしいです。
口にするとシルキーマウスフィールといわれる繊細でなめらかな口あたり、グァテマラのコーヒーに多いハニーライクと呼ばれるフローラル感とコクと甘さが一体となったはちみつのような風味、冷めてくるとピーチやチェリーの風味がアクセントを加えて、繊細な白ワインのような魅力的な余韻で、まさにエレガントといった感じです。
グァテマラのコーヒーはいろいろとご紹介していますが、私自身はこのコーヒーが一番好みです。
エレガントさに磨きがかかった今年のリベルタッドレゼルバをお楽しみください。

 

春のブレンド・ひらり
ゆうかcoffeeの春を告げるブレンドです。
季節のブレンドの中でも1番人気のあるブレンドで皆さんが春になるのを待ち焦がれているんだなぁと毎年思わされます。
春のブレンドは軽やかさとふんわりとしたやさしさを意識してブレンドしています。
フローラルな香り、軽やかで丸くやさしい質感、ふんわりと漂う甘さがとっても心地よく感じる優しさあふれるコーヒーに仕上がりました。
春のうららかな日々を「ひらり」とともにお過ごしいただけたら幸いです。

 

春の濃いめブレンド・森の時間 いぶき
おなじみ深煎り系のブレンド「森の時間」は1年を通して季節ごとに少しずつ味わいを変化させています。
基本的にはチョコやケーキに合うようにやさしさある程よい濃さとキレのいい後口を意識しています。
春の「いぶき」は、よりやさしく仕上げました。
やさしいほろ苦さ、程よいコク、濃いめの味わいながらきれいでキレのいい後口がチョコレートやクリーム系のケーキとよく合います。
カフェオレやエスプレッソなどでも楽しめる懐の深いコーヒーです。