ゆうかCoffeeBlog

ノムさんありがとう

プロ野球もキャンプが始まり、キャンプの事を書こうかなと思っていたところに野村克也さんの訃報を知り、絶句しました…。
私はさすがに現役時代はほとんど知りませんが、当時弱かったヤクルトスワローズの監督になり、ID野球でチームを改革し強くなっていくのは見ていて痛快でした。
特に当時最強だった西武との日本シリーズや仰木監督とイチロー選手のオリックスとの日本シリーズは一野球ファンとして本当に楽しかったです。

そんな野村監督がヤクルトを辞任したと思うとなんと阪神タイガースの監督に就任するとなった時は心の底からワクワクしたのを覚えています。
当時の阪神は暗黒時代で万年最下位だったので、ファンとしても負けるのがあたりまえのようなところがあったのですが、「これで強くなる!」ととても期待しましたね。
結果は3年とも最下位だったのですが、現在の阪神の監督である矢野さんを正捕手に育て上げたり、遠山、葛西の継投だったり、足の速い選手を集めF1セブンと名付けたり新庄選手を自由に楽しそうにやらせたりしたのを覚えています。
その後星野監督の時に優勝しましたが、野村監督の3年があったからこその優勝だと今でも思います。

2年目の矢野監督やヤクルトの高津新監督、オリンピックを託された稲葉監督など楽しみもたくさんあったと思いますが天国から見守ってくれますね。

ずっと楽しませていただき、本当にありがとうございました。

心からご冥福をお祈りいたします。

 

今月のコーヒー 2020年2月

 

コロンビア・ファティマ ティピカ

当店初登場のコーヒーです。ティピカとはアラビカコーヒーの原種といわれている品種です。
現在の様々な品種は、ほぼこのティピカとブルボンの2種のどちらかを起源としているようです。
ティピカ種は病気に弱く歩留まりも悪いので最近ではとても少なくなっています。
コロンビアのコーヒーは、以前はほとんどティピカ種でしたが、病気が蔓延するたびに他の品種に植え替えられていきました。
昔からコロンビアマイルドといわれる独特のまろやかさは土壌や気候によるものが大きいと思いますが、少なからず品種も関係していたと思います。
今回ご紹介するこのコーヒーはコロンビアコーヒーの代表産地ウィラにあるファティマ農協でティピカ種のみを厳選したロットになります。
カッピング会でファティマのティピカとブルボンの2つのロットがあったのですが、同じ農協でも明確に違う質感でどちらも素晴らしかったですがティピカのほうがより甘みが伝わりやすいと思い買い付けました。
芳醇な香りからこれぞコロンビアマイルドと思わせる至福のまろやかさが口の中を包みこみ、フローラル、ピーチ、トロピカルフルーツ、オレンジ、チェリーなどの風味を伴った甘さが心地いいです。
冷めてくると少しスパイスのようなアクセントが出てきて余韻もゆっくりと楽しめます。
今では希少になったコロンビアコーヒーの原点を感じてみてください。

 

7周年記念ブレンド・アニバーサリー2020 

当店もおかげさまで7周年になりました。本当にありがとうございます。
今年から周年記念ブレンドはシンプルにアニバーサリーにしてトップコーヒーを使ったプレミアムブレンドシリーズにいたしました。
今回はグァテマラ・イエローナンス、コロンビア・ファティマティピカ、エチオピア・イルガチェフとモカナチュラルのブレンドです。
エチオピアを2種使い、イルガチェフの華やかさとモカナチュラルの艶やかさをミックスしました。
実はほぼ頭に描いていた組み合わせなんですが、バランスを取るのに苦労し結構悩みました。
すべて個性のあるコーヒーですので簡単にはまとまらないんですね・・・。
また一つ学んだ気がします。
やさしいフローラルな香り、上質ななめらかさ、すっきりとした甘さと程よいコク、華やかな余韻が心地よく続きます。
冷めてくるとモカナチュラルの艶やかさが顔をのぞかせより複雑な印象になっていきます。
それぞれのコーヒーの個性がきれいにまとまって、8年目の新たなスタートにふさわしいブレンドに仕上がったと思います。

 

ケニア・ジャングル

ケニアのコーヒーは家族で栽培したコーヒーをファクトリーと呼ばれる水洗施設に持ち寄るスタイルが一般的です。
今回のジャングルはケニアでは珍しい単一農園で、いわゆるシングルオリジンとかシングルエステートと呼ばれるコーヒーです。
単一農園のメリットは品質のバラツキが少なくなることと個性を表現しやすくなることですね。
ジャングル農園はケニア独特の深みのある香り、ジューシーで豊かな風味が存分に楽しめる素晴らしい味わいです。フルーティな風味があるのですが、赤から黒を連想するフルーツで巨峰などの黒ブドウやアメリカンチェリー、ブルーベリー、ブラッドオレンジなど濃厚で力強い味わいです。
コクも豊かでキレもシャープ、余韻も長く複雑、若干赤ワインのタンニンのような渋みも感じます。
赤ワインがお好きな方におすすめです。
味わいが濃厚でキレがいいのでミルクとの相性も良く、カフェオレでもリッチでおいしいです。
このコーヒーは試飲で飲んでいただくと人それぞれで受け取り方が違うことに気づかされます。
苦みがあると感じる方がいたり、逆にすっきりしていると感じたり…。様々な味わいが重なって深みのある味わいになっているのでどの部分を感じるかで分かれてくるんだなぁと思いました。
リッチで豊かな気分にさせてくれることは間違いないですのでどうぞ優雅にお楽しみください。

 

深煎りモカブレンド・つむぎ 

つむぎは去年までアニバーサリーブレンドとして出していたブレンドです。
このブレンドのきっかけは私が好きなウィスキーからヒントを得ました。
ウィスキーは熟成する樽によって風味が変わりますが、シェリー酒の樽を使って熟成させたウィスキーには華やかな甘さがあります。
シェリーカスクを使ったブレンドウィスキーを飲んだ時に深煎りコーヒーにモカナチュラルをブレンドすれば似たような甘い余韻のコーヒーになるなぁと思い、ブレンドしてみたらドンピシャでした。
ビターチョコのようなほろ苦さと深いコクにベリー系の甘い風味が重なりリッチで艶やかな味わいです。
チョコレートやケーキと一緒に飲んでもワンランクあげてくれるようなブレンドだと思います。

おかげさまで7周年

おかげさまで1月26日に7周年を迎えました。
本当にありがとうございます。
そんな7周年を迎えた日に当店のシンボルとなっているコーヒーの木に花が咲いてました。
今年は咲かないなぁと思っていたのですが、まさかのタイミングでした。
この木もオープンから半年後くらいに芽が出て6年半くらいになりました。
もう天井に届いてしまい、3回くらいカットしています。
花が咲いたのは3年連続で実もつけています。
さすがに焙煎できるほどは採れないですが、去年採れた種(コーヒー豆ですね)を植えたら芽が出てきました。
この芽が育てば、完全に浦安生まれ浦安育ちになりますね。
見守っていきたいと思います。