ゆうかCoffeeBlog

今月のおすすめコーヒー 2019年11月

11月になり急に秋が深まってきましたね。
朝晩は肌寒くなり、冬の気配が感じられます。
昼との気温差も激しく体調も崩しやすい時期ですのでくれぐれもご自愛ください。
PayPayのキャッシュレス消費者還元事業の通知がやっと届きました。
11月13日より5%還元になります。お待たせして申し訳ございませんでした。
6月いっぱいまで還元になりますので、この機会にどうぞご利用ください。
新豆が続々入荷してきています。
順番にご紹介していきますのでご期待ください。


パナマ・エスメラルダ ダイヤモンドマウンテン
  200g入り/ 1944円(セット価格 1620円)

エスメラルダ農園はゲイシャという品種のコーヒーを世に送り出したスペシャルティコーヒーを代表する農園です。
私自身は、このエスメラルダ農園とグァテマラのエルインヘルト農園が2トップだと思っています。
ダイヤモンドマウンテンはエスメラルダ農園のカトゥアイという品種のコーヒーにつけられたブランド名です。
ゲイシャはもちろん素晴らしいコーヒーですが、このダイヤモンドマウンテンを飲んでいただければコーヒーは土壌や気候、技術などの大切さ、素晴らしさが伝わってくると思います。
ゲイシャに通じるフローラルで明るい華やかさ、透きとおるような透明感、花の香りに包まれた上品な甘さが口いっぱいに広がります。
オレンジやピーチのキャラクターも顔を出し、冷めてくると白ワインのような複雑で魅力あふれる余韻が長く続きます。
飲むたびに気分が華やぐエレガントなコーヒーです。


エチオピア・モカ ナチュラル  
 250g入り/ 1944円(セット価格 1620円)

先月のイルガチェフに続き、モカナチュラルも新豆が入荷しました。
ちなみにイルガチェフは地名でこのモカナチュラルもイルガチェフ地方のコーヒーで正式名称はイルガチェフG1 ゲデブ ナチュラルです。
ゲデブは地域でG1はグレードでG1が最上位になります。
ナチュラルとは赤い実をそのままドライフルーツのように乾燥させてから中の種(コーヒー豆)を取り出して仕上げたものです。
定番のイルガチェフはウォッシュドと呼ばれる精製方法で実から種(コーヒー豆)を取り出し、水槽で水洗してから乾燥させています。
2つの違いは飲み比べると一目瞭然です。
きれいで上品なウォッシュドのイルガチェフに対し芳醇でフルーティー、コクのあるのがナチュラルです。
イチゴのような甘い香り、ベリーとチョコが重なったような甘さ、艶やかで魅力あふれる風味が余韻となっていつまでも長く続きます。
ナチュラルのコーヒーは好き嫌いが分かれるだろうと思い、このコーヒーをご紹介するまで扱わなかったのですが、予想以上の反響で今では楽しみにしてくださっている方がとても多い人気のコーヒーになりました。
これから寒くなる季節にピッタリのコーヒーだと思いますので、どうぞお楽しみください。

 
冬のブレンド・あかり   250g入り/ 1620円(セット価格 1080円)

冬のマイルド系ブレンドです。
寒い日に安らぎを感じる部屋の明かりや空気が澄んできれいなこの時期に映えるイルミネーションのあかりなどが名前の由来です。
季節のブレンド中では一番コクがあると思いますが、基本的にはやさしさあふれる味わいでブレンドのラインナップの中では一番軽めです。
広がりのある豊かな香り、まろやかでやさしい甘さと程よいコクでブレンドならではの心地よいハーモニーです。
余韻も豊かに安らぎを感じるようなホッとするイメージで仕上げました。
どなたにでもおすすめできるマイルドでバランスのいいブレンドです。


冬の濃いめブレンド・森の時間   
250g入り/ 1620円(セット価格1080円)

チョコレートに合うような・・という基本の味わいは守りつつ、それぞれの季節で彩りが変わる森の木々のように少しずつ変化していく濃いめのブレンド「森の時間」シリーズ。
もともと森の時間は冬に初めて出したので、冬はそのまま森の時間の名前を使っています。
シリーズの中で1番コク深い味わいですが、後口のキレを大事にしていてよくある深煎りコーヒーのような重さは残らない心地よい後口です。
実はチョコレートやクリーム系のケーキなどに合わせるには苦みよりも後口のキレの良さが重要なんです。
甘さやクリームのまったり感をキレのいいコーヒーが中和するようなイメージです。
コクとキレが両方あるこのブレンドは幅が広くブラックでもカフェオレでもエスプレッソでもおいしく楽しめます。

 

今月のおすすめ 2019年10月

10月になり、消費税が10%になりました。
でもコーヒー豆は軽減税率対象で8%のままです。
皆さんとお話ししているとコーヒーが8%なのが意外のようですが食品の分類なので軽減税率です。
また政府のキャッシュレス消費者還元事業ですが、ネットショップのカード決済は認証済みで10月1日から5%還元になっています。
店頭でのPayPayは申請中で認証待ちなのでしばらくお待ちください。
(PayPayのほうが先に申し込んだのに時間がかかっています・・・)

 
ブラジル・パッセイオ  250g入り / 単品価格1944円(セット価格1620円)

パッセイオ農園はブラジルの中でもトップクラスの農園が集まるミナスジェライス州にあります。
ブラジルの中ではかなり標高の高い1100~1200mの丘陵地帯にあり、火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌とともに高品質のコーヒーを生み出す環境にあります。
3代続く伝統的な農園でCOEなどのコンテストの入賞常連です。
今回ご紹介のコーヒーは、イエローブルボンという黄色く熟す品種でブラジル伝統のナチュラル精製で仕上げたものです。
ナチュラルはドライフルーツのように実のまま乾燥させてから種(コーヒー豆)を取り出す方法です。

フローラル感が漂う香り、シルキーなマウスフィール、とてもやわらかでやさしい上品な味わいが最初に感じられます。
コーヒーというよりはお茶や紅茶に近い感覚ですね。
黄色く熟す品種はこのようなやさしい風味が多いように感じます。
しかし冷めてくるとナチュラル精製らしい豊かさが増してきて 複雑で余韻が膨らむような感覚です。
言葉にするとフローラル、ティーライク、ジェントル、オレンジ、ベリー、ワイニー、スパイシーといったところでしょうか。

ナチュラル精製は豊かな魅力がある反面、クリーンさにハンデがあります。
でもこのパッセイオは徹底された完熟実と乾燥時の選別で見事にクリーンな味わいに仕上がっています。
ナチュラルのコーヒーでクリーンさに磨きがかかれば、ほかにはないブラジルコーヒーの魅力につながります。
新たなブラジルの可能性を感じられるコーヒーです。


エチオピア・モカ イルガチェフ
 250g入り/1944円(セット価格1620円)

開店時から1番人気のイルガチェフがニュークロップ(新豆)に変わりました。
ますますファンを増やしこのコーヒーしか飲まない方がたくさんいらっしゃいます。
一口めから漂うフローラル感は感動すら覚えます。
ハーブのような香りも優雅で上質な佇まいですね。
フローラル、ベルガモット、シトラス、チェリー、アールグレイ、ジンジャー、コンプレックス、冷めてくると赤ワインのような魅力も感じられて気分が華やぐ素晴らしいコーヒーです。
「モカって酸っぱいでしょ?」とよく聞かれますが、一般的なモカとは別物の上品できれいな味わい、フローラル感が漂うアールグレイティーのような印象です。
モカとはイエメンの港町の名前で、イエメンのコーヒーと対岸のエチオピアのコーヒーをこの港から出港していてイエメンとエチオピアのコーヒーの総称としてモカと呼ばれています。
イルガチェフはエチオピアの地域で現地の言葉で「湿地とその草」を意味します。標高1600~2000mにもなる地域で小農家が昔からの有機質栽培をしています。(農薬を使うなどの概念がないそうです)
伝統的な栽培で育てたコーヒーチェリーを現代的に完熟実の徹底とウォッシュド精製で仕上げることで、クリーンでエレガントな素晴らしいコーヒーに仕上がります。
このようなコーヒーを安定的にお届けできるのは本当にありがたいことです。
現地の方から飲んでくださる皆様まで全ての方に感謝いたします。

 
ニカラグア・カサブランカ   250g入り/1620円(セット価格1080円)

中米にあるニカラグア。あまり馴染みのない国ですね。
当店でご紹介するのも久しぶりです。
カサブランカ農園はニカラグアでも屈指の農園で徹底した選別を基本理念に掲げています。様々な品種を植えたり、新しい精製方法にチャレンジしたりして向上心を感じる農園です。
今回ご紹介するのは、カサブランカ農園の基本となるスタンダードなコーヒーです。
中米らしいクリーンな口あたりですが、クリーミーな印象がこのコーヒーの特徴ですね。
品種がカツーラ、ブルボン、パカマラの混合ですが、パカマラが入ってるのがこのクリーミーさにつながっているのかもしれません。
そしてりんごやピーチのようなやさしい風味、はちみつのような風味も少し感じます。
程よい香ばしさもあって素直で飲みやすいマイルドな味わいです。

深煎りもご用意してますが、クリーミーさはそのままに、心地よいビターテイストと豊かなコクで口あたりのいいチョコレートにような印象に仕上がっています。

 

今月のおすすめコーヒー(2019年8月)

梅雨が明けてから暑い日が続いていますね。
今月は暑い日でもホットですっきり飲めるコーヒーやアイスでも楽しめるコーヒーが揃いました。
アイスコーヒーの淹れ方をよく聞かれますので簡単にご説明します。
ホットの2倍の濃さに淹れてすぐに氷で急冷するだけです。コツは濃く淹れること。
薄くなってしまっては取り返しがつきませんが濃い場合はさらに氷を入れたり水で薄めればいいので。ぜひお試しください。

 

ルワンダ・チョコ  250g入り / 単品価格1944円(セット価格1620円)

ルワンダはアフリカの内陸にある小さな国でタンザニアの隣になります。
アフリカのコーヒーは当店1番人気のエチオピア・イルガチェフやケニアなど個性豊かなコーヒーが多いですがルワンダも個性豊かな魅力あふれるコーヒーです。
フローラル系の豊かな香りと澄みきった透明感、シルキーマウスフィールと言われる繊細な口あたりがとても印象的です。
そしてフローラルにリンゴ、オレンジやグレープフルーツなどのシトラス系の風味が寄り添って甘さとともに明るく広がる余韻へとつながっていきます。
爽やかで明るい印象が続くので、暑い日にもすっきりと飲みやすいです。

ルワンダは1990年代に民族間の争いで大虐殺があった悲しい歴史があります。
その後の復興にコーヒーが大きく貢献しているようです。
アフリカで最初にカップオブエクセレンスが開催された国でもあるように品質向上の意識も高いので年々向上している注目の産地です。

 

コスタリカ・ドンマヨ  250g入り/1944円(セット価格1620円)

コスタリカは中米の中でも先進的な取り組みを積極的に行っていて、とても注目されている国です。
ドンマヨは地名や農園名ではなく、マイクロミルと呼ばれる精製施設の名称です。
コスタリカの特徴はこのようなマイクロミルがたくさんできたことによって競うように発展していて、レベルが年々上がっています。
ドンマヨマイクロミルはカップオブエクセレンスという品評会で毎年のように入賞するコスタリカを代表する施設です。
標高1900m以上の高地で栽培された豆でとても固く引き締まった印象のあるこの豆の特徴を活かすためにやや深く焙煎しています。
やや深煎りにしたことでミルクチョコのような魅力になり、まろやかさがありながら豊かな甘さとコクがより感じられるようになりました。
後味はとてもクリーンですっきりとしているので、キレがよく次の一口を誘います。
この時期はアイスコーヒーでも楽しめますのでよかったらお試しください。

 

ブラジル・トラディソン   250g入り/1620円(セット価格1080円)

当店のブラジルの定番になったトラディソンです。
トラディソンはポルトガル語で伝統という意味ですが、まさにブラジルらしい伝統的な味わいのコーヒーです。
まろやかな口あたり、ナッツ系の香ばしい風味とともに広がる甘さ、程よいコク、苦みも少なく酸味も感じず、素直においしいと思える親しみやすい味わいです。
際立った魅力あふれるコーヒーもおいしいですが、このコーヒーのようなスタンダードのおいしさは飽きることもないので、安定して人気があるのも納得です。

 

モカ ジャバ   200g入り/1620円(セット価格1080円)

モカジャバは最古のブレンドと言われていて昔から親しまれてきたブレンドです。
基本的にはモカ(エチオピアまたはイエメン)とインドネシアのブレンドですが、昔はイエメンモカとインドネシアはジャワ島の豆でブレンドされていたと思います。
でもコーヒーの素材レベルが昔とは比べものにもならないほど向上しているので現在の最高峰の素材を使えばもっとおいしくなるだろうと思いブレンドしました。
モカはエチオピア・イルガチェフでインドネシアはマンデリンでブレンドしています。
どちらも個性あふれるコーヒーですが、見事に調和して魅惑的になりました。
華やかで深みのある香り、クリーンでクリーミーな質感、豊かな甘みとコク、スパイシーでエキゾチックなアクセント、いつもでも続く長い余韻がリッチでとても印象深い味わいです。
冷めても印象が変わらずリッチな味わいが続くコーヒーなので、アイスコーヒーにしてもいつもと変わった味わいが楽しめるブレンドです。